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閉架書庫のざわめき

閉館後の図書館で、先輩は後輩の指先に支配されていく

12 次閱讀 2,596 2026/9/12 更新

閉館後の大学図書館で、真緒は後輩の湊に返却棚へ押し付けられ、密やかな関係の熱に溺れていく。静寂の中、二人の息遣いと衣擦れの音だけが書架の裏に満ちる。

第一章

閉架書庫のざわめき

緒の背中が返却棚の冷たい金属板に触れる。閉館五分前の図書館は床を磨くワックスの匂いと、一日中陽を浴びた本の埃っぽい匂いが混ざって、空調の生ぬるい風が首筋を撫でた。湊の指が真緒の眼鏡の蔓に触れて、そっと外す。レンズに残った真緒の体温が、閉まる自動扉の向こうで事務員が鍵を回す音と一緒に消えていく。大学の夜は静かで、この書架の裏側だけが互いの息の音を閉じ込めている。

真緒は眼鏡を外された顔で湊を見上げた。視界がぼやけて、輪郭だけが近い。湊は畳んだ眼鏡を返却棚の一段目、ラベルが破れた百科事典の隣に置いて、そのまま真緒の腰に手を回す。指先がブラウスの生地越しに骨盤の縁をなぞり、留めたホックの上を往復した。真緒の唇がわずかに開いて、視線は湊の胸元あたりを泳ぐ。目が合わない代わりに、右手をそっと凑の前腕に添えた。掴むでも押し返すでもなく、指の腹をシャツの袖口に引っ掛けるだけの、曖昧な力加減だ。

湊は真緒の腰を引き寄せ、片膝を彼女の両脚の間に割り入れる。スカートの布が太腿の上で寄れて、素肌が凑のジーンズに押し当てられた。真緒は小さく息を漏らす。凑の手がブラウスの裾から中へ入り、背中の丸みを指先で確かめながら上へ這い上がった。ブラジャーのアンダーベルトを越えて、肩甲骨の間に汗ばんだ肌を触る。真緒の首がのけぞり、むき出しの鎖骨が暗がりの中で浮かんだ。

「先輩、こっち向いて。」凑の声は喉の奥で潰れて掠れている。真緒は唇を噛んだまま数秒置いて、ぼやけた視界で凑の顔を探した。目と目が近づくと、凑の親指が彼女の唇から歯を外させる。口の中の湿り気が指先に移り、真緒の下唇が数ミリ押し広げられた。凑はその指を抜かずに、もう一方の手で彼女の片方の胸を下からすくう。手のひら全体で押し潰し、親指で乳首の位置を布越しに探り当てた。真緒の背中が棚にぶつかって、本が一冊ずれる低い音が響く。

凑は指を真緒の口から引き、唾液に濡れた親指で彼女の乳首をゆっくり円を描くように撫でた。ブラウスの薄い布ごと尖りが立ち上がり、真緒は自分の腕を凑の首に回す。言葉の代わりに、両足の付け根で凑の太腿を挟むように力を込めた。凑は彼女のスカートの後ろ半分を腰骨まで捲り上げ、尻を直接掴む。ショーツのレースが指の間で捻れ、尻肉が指の隙間から盛り上がった。真緒の口から「は、」と短い声が漏れ、凑の耳に直接吹きかかる。

凑は真緒の尻を掴んだまま持ち上げ、彼女の両脚を自分の腰に回させる。真緒の背中が返却棚の端に寄りかかり、本の落ちる音が一つして、また静かになった。脸上から血の気が引いたような白さが、暗い書架の影に浮かぶ。凑の右手が彼女の前側へ回り、下腹部を押さえながら中指でショーツのクロッチ部分をなぞった。指先が布の上から陰裂の感触を捉え、湿りで張り付いた生地を左右にずらすと、柔らかく膨らんだ肉が直接指に触れた。真緒は凑の肩に顔を埋めて、喉の奥で息を殺す。

「先輩、濡れてる。」凑は人差し指と中指で陰唇を広げ、閉館後の図書館の静けさに濡れた音がわずかに混じる。粘り気のある液体が指の付け根まで伝い、手首に冷たい一筋を作った。真緒は凑の首に口元を押し付けて、声を出さない代わりに腰を揺らす。凑の指先がクリトリスの根元に触れた瞬間、彼女の腹筋がピクリと引き攣れて、凑の手首を両脚で挟んだ。凑は中指の腹でそこを何度か擦る。肉のひだの隙間が開いて閉じるたび、真緒の下腹部が痙攣するように動いた。

凑は指を引き抜くと、真緒の体を返却棚に押しつけたままベルトを外す。ジーンズのボタンを指でこじって開け、ファスナーを金属音ごと下ろして、下着越しに怒張した亀頭の輪郭を彼女の鼠蹊部へ擦りつける。真緒の呼吸が細かく跳ね、凑の腕の中で体が数センチ沈んだ。凑はショーツのクロッチを横へ避けると、自分の物を取り出し、ぬかるんだ割れ目に先端をなぞらせる。入り口の窪みに亀頭が触れ、ぷくりと液が絡む音がした。

「先輩。」凑の声が命令でも確認でもなく、鼻にかかって落ちる。真緒は凑の背に爪を食い込ませ、俯いた顔で一度だけ頷いた。凑は彼女の腰を抱え直して、亀頭を窄まった穴に押し当てる。先端が奥へ沈むと、蜜で濡れた肉壁が異物を搾るように締まった。真緒の口が開いて酸素を求め、凑が一気に腰を突き入れると、真緒の背中が本棚の段に打ち付けられ、首が後ろへ折れる。悲鳴は喉で潰れて、空気が漏れるだけの音になった。

凑の腰がゆっくりと前後し始めると、真緒の内腿に粘液が伝い落ち、スカートの捲れた布をさらに濡らす。結合部から粘着質な水音が図書館の床に反響する。凑の右手が真緒の尻の下へ入り、抜き差しのたびに揺れる全体重を支えながら、彼女の小陰唇を親指で押し広げて、肉棒の出入りを自分の目線から直視する。抜けるたびに内壁の薄い肉が外へ引き出され、赤黒い穴が唾液と淫汁でてらてらと光った。

真緒は凑の背にしがみつき、図書館の静寂の中で自分が彼の腰に貫かれる音だけを聞いている。胃のあたりまで侵入される感覚に腹の奥が熱くなり、子宮口へ亀頭が届くたび、彼女の足先がピンと突っ張る。凑は真緒の左足を片手で抱え直し、より深い角度へ腰を突き入れると、奥の肉が亀頭を包み込んで締め付けた。真緒の眼鏡が返却棚の上から滑り落ち、その金属の触れる音がかすかに耳へ届いた。

凑は腰の揺れを速めず、深く押し込んだまま内側で先端を掻き回す。真緒の子宮口を円く押し潰すたびに、中の襞が泡立つように蠢いた。真緒は声を堪えるのを諦めて、薄く開いた唇から吐息を漏らし、凑の肩口へ歯を立てる。甘い痛みが走って、凑の背筋に汗が流れる。凑は彼女の口元から顔を上げさせ、視線で返しながら、尻の下に回した手で彼女の肛門の窪みに指の腹を押し当てた。真緒が腰を引こうとすると、凑は彼女の腰を両手で固定し、射精を拒むように強く突き上げる。肛門の窄まりが揉まれるたび、中の穴もきつく収縮した。

「先輩、イって。」凑の歯の間から息が洩れる。真緒はこくこくと首を振って、凑の腰を両脚で締め上げる。涙で眦が光り、耳まで紅潮している。凑は最後に下から数回突き上げた。彼女の膣内が波打つように収縮して、子宫の入り口が亀頭を吸う。真緒の体が弓なりに反り、閉館した図書館の空気を震わす断末魔にも似た声を喉の奥から搾り出す。その拍子に凑の背を引っかいた爪が皮膚を滑り、白い線を何本も残した。

凑は彼女の中の痙攣を受け止めたまま静止する。返却棚の金属がふたり分の重みを支えて、蝶番がひとつ軋んだ。真緒の両脚がだらりと解けて、つま先が床から三センチ浮いたまま小刻みに震えている。凑のものが彼女の中に埋まったままだ。射精はまだしていないが、彼女の液と混ざった先走りが入り口から逆流して、ショーツも床へ落ちた本の表紙も、閉館後の静かな床を黒く濡らしている。

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