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部室の明滅

蛍光灯が明滅する部室。彼の指先が触れた瞬間、境界線が音もなく崩れ落ちた。

10 次閱讀 3,189 2026/9/12 更新

大学のサークル部室で二人きりになった先輩と後輩。看板制作の準備中に偶然重なった身体が、互いの熱を意識させ、抑えていた関係を変えていく夜の物語。

第一章

部室の明滅

室の蛍光灯が一本、切れかけでちかちか明滅している。椎葉ひよりは床に広げた模造紙の端をガムテープで留めながら、目の前の男の長い前髪の奥を見た。大学のサークル棟はもう人の気配が消え、廊下からは自動販売機の唸るような低い音だけが漏れてくる。津田一颯はパイプ椅子に浅く腰掛け、スマホを弄るでもなく、ただ足元のペンキ缶を眺めていた。二人きりだ。

「先輩、これで最後の看板です」ひよりは膝をついたまま顔を上げ、ガムテープの切れ端を指先で丸めた。一颯は前髪の隙間から彼女の結んだ髪の毛先が揺れるのを見て、ゆっくりと立ち上がる。歩み寄る足音が部室の床を軾ませた。

「貼る場所、間違ってる」一颯はしゃがみ込み、ひよりの手からガムテープを取る。指が触れて、ひよりの肩が小さく跳ねた。鼻先に汗の匂いが混じった制汗シートの甘い香りが届く。一颯は模造紙の角を剥がし、五センチ横へずらして押さえ直した。

「すみません、私また先走って」ひよりが身を乗り出して貼り直そうとする。首元の開いたカットソーから鎖骨が覗き、汗で肌に張り付いた布が胸の膨らみの輪郭を浮かばせる。一颯の視線がそこを舐めてから、顔を背けた。

「お前、近い」一颯の声は低く、突き放すようだった。なのに右手は彼女の左肩を押さえたままだ。ひよりはその手の熱さに気づき、顔を赤くして後ずさろうとした。膝が滑り、バランスを崩した身体が一颯の胸へ倒れ込む。鼻梁が彼の鎖骨にぶつかり、ひよりは息を呑んだ。

一颯の心臓の拍動が、密着した胸元を通して伝わる。ひよりの太腿が彼の膝へ乗り、スカートの裾が乱れた。逃げようともがく腰を、一颯の左手が掴む。骨盤の上、柔らかい肉の盛り上がりを指先で食い込ませるように。

「暴れるな」一颯が言った。ひよりは首を振るが、腰を引こうとする動きが逆に彼の腿へ股間を擦りつける形になった。恥骨に硬い膨らみがある。それに気づいて、ひよりの動きが止まった。

一颯は彼女の結んだ髪を後ろから一束掴み、顔を上げさせる。前髪の奥で黒い目が細まり、ひよりの唇を見ていた。彼女の口は半開きで、浅い呼吸が漏れている。一颯は掴んだ髪を引いて首を仰け反らせ、唾液で濡れた自分の唇を耳へ押し当てた。

「明日の準備、まだ残ってるだろ」耳の穴へ直接、声が吹き込まれる。ひよりは腰を揺らし、返事の代わりに短い吐息をこぼした。一颯の左手がスカートの前をまさぐる。ホックが見つからない。無造作に裾を捲り上げ、下着の上から割れ目を指の腹で撫で上げた。布地はすでに湿って、陰唇の形がくっきり浮き出ている。

「先輩、それは」ひよりが言いかける。一颯は聞かずに下着のクロッチを横へずらし、素肌の割れ目へ中指を沈めた。ぬるついた肉が指を食い締め、第一関節まで一息に埋まる。ひよりの背中が弓なりにしなった。膣内は熱く、指を引き抜くたびに粘液が糸を引き、彼女の太腿を伝って床へ垂れた。

一颯は指を増やし、中で曲げて前壁を引っ掻く。ひよりが悲鳴を噛み殺し、彼のシャツの胸元を握り締めた。親指がクリトリスを潰すように押しのける。陰核はすでに充血して固く尖っていた。一颯はそれを指の腹で捏ね回し、同時に中へ入れた二本の指でひときわ強く掻き混ぜる。粘着質な水音が部室に響き、蛍光灯の明滅に合わせてひよりの喉が震えた。

「いや、いや、そこ、やだ」ひよりは首を振るが、腰が前後に小刻みに揺れている。一颯は押さえていた肩から手を離し、彼女のカットソーの裾を捲り上げた。汗で透けたブラウス地の下、安っぽい白いブラジャーが乳首の色を浮かせている。一颯は片手でブラのカップを押し下げ、飛び出した乳房を鷲掴みにした。小柄な身体に不釣り合いなほど肉厚な胸が指の間から溢れる。乳首を第二関節で挟み、上へ引っ張る。

「声、我慢してる顔」一颯がひよりの顔を覗き込む。前髪が汗で張り付き、額の皮膚が赤い。ひよりは目を潤ませ、快感に歪んだ口元を手の甲で覆った。彼女の腰が跳ね、一颯の手首に膣がぎゅうぎゅうと締めつく。第一波が来た。ひよりは腰を突き上げ、太腿を震わせ、彼の指を根元まで咥え込んだまま絶頂した。床に透明な液体が広がり、スカートの内側がぐっしょりと黒ずむ。

一颯は指を抜き、ひよりの唾液と愛液で光る指先を自分の口へ持っていった。味を確かめるように一舐めする。それから彼女の腕を掴んで立ち上がらせ、長机の上へ上半身を押しつけた。模造紙の下でガムテープが潰れ、ペンキの缶が音を立てる。一颯は片手でベルトを外し、ジーンズのジッパーを下ろした。下着の膨らみを通して、亀頭の形が丸く浮いている。

「待って、先輩、ねえ」ひよりが振り返る。一颯は返事をせず、彼女の下着を膝までずり下げ、尻を両手で開いた。肛門と膣口が唾液と愛液で濡れ光っている。一颯の陰茎がゆっくりと現れる。先端から透明な汁を溢れさせ、血管が浮いた幹が空気に触れて脈打っている。ひよりは視線を吸い寄せられ、口を閉じた。

一颯は腰を突き出し、亀頭をひよりの膣口へ押し当てる。ぬかるんだ入口が熱い息を吐くように蠢いている。一颯は前髪をかき上げ、汗ばんだ額を露わにした。その目が、ひよりの背中を射抜く。腰を一気に沈める。肉壁が陰茎を根元まで飲み込み、長机が床にめり込むような音を立てた。ひよりはか細い叫びを上げ、爪を模造紙へ食い込ませる。

「締まる、お前の中」一颯が腰を固定したまま囁く。膣内が熱く脈打ち、陰茎を搾り上げる。一颯は尻肉を両手で掴み、打ちつけるように腰を動かし始めた。結合部から白い泡が溢れ、ひよりの淫液と一颯の先走りが混ざり合って股間を濡らす。抽送のたびに彼女の乳房が長机の上で潰れ、乳首が紙の表面に擦れて痛いほど立つ。三人称の喘ぎ声と肉のぶつかる音が部室に満ちる。

「先輩、おく、あたってる」ひよりは机の端を掴み、内腿の筋肉を痙攣させながら腰を引こうともがく。一颯は腰をさらに密着させ、亀頭で子宮口を小刻みに突いた。ひよりの膣がびくびくと収縮し、内側から一颯の陰茎へ吸いつく。一颯は片脚を机の上へ乗せ、角度を変えて彼女の最奥をしごき上げる。

「動くなって」一颯が顎を彼女の肩へ乗せ、耳元でそう言う。低い声の振動が背骨を伝わり、ひよりは首の後ろを粟立たせた。身体の内側から突き上げられるたび、腹の奥が張り裂けそうな感覚に包まれて、視界が明滅する。蛍光灯の光が突然ぱちんと消え、部室は非常口表示の緑色に染まった。暗闇の中で結合部の水音だけがやけに大きく、ひよりは自分が涙を流しているのに気づいた。

一颯は彼女の身体を反転させようと一度陰茎を引き抜いた。抜け出た亀頭から、愛液がどろりと溢れて床へ落ちる。ひよりは無意識に腰を追い、物欲しそうに膣口を開いた。一颯はその姿を見下ろし、彼女の片脚を持ち上げて入口へ亀頭を滑らせる。今度は対面の体勢、膣の入り口で肉刃が浅く挿入と後退を繰り返し、ひよりの顔を屈辱と快感で染める。

「ほしいなら、言え」一颯が言った。ひよりは首を振り、口を閉じる。一颯は浅い位置で腰の動きを止めた。亀頭の膨らみだけが膣口を浅く掻き、それ以上中へ入ろうとしない。ひよりの内壁が物足りなさに泣き始め、分泌液が一颯の陰茎へべっとり絡む。

「ひより」名前を呼ばれた。ひよりは声もなく喘ぎ、太腿を震わせながら、ようやく小さく頷いた。「奥、ほしい」その言葉は涙声で、ほとんど息だけだった。一颯は彼女の脚を肩へ乗せ、腰を深く楔のように突き込む。子宮口が亀頭の先端へ吸盤のように吸いつき、ひよりは背中を仰け反らせて二度目の絶頂へ落ちた。膣内が内側から波形に収縮し、一颯の陰茎を締め上げる。

「中、出すぞ」一颯の声が低く掠れる。抽送が荒くなり、腰が前後に速く柄を入れる。長机が壁に当たって、ドン、ドンと一定の間隔で音を立てる。ひよりは片手を後ろの壁へ突き、崩れそうな身体を支えた。一颯の陰茎が最奥で膨張し、射精の直前、切羽詰まった呼吸が彼女の首元にかかる。一颯は腰を密着させたまま、熱い精液をひよりの膣内へ注ぎ込んだ。びくびくと跳ねる陰茎が、一滴残らず子宮口へ擦りつけるように脈打つ。ひよりは喘ぎ声を失い、白目を向く寸前まで快感が突き抜ける。

一颯がゆっくりと陰茎を抜く。注ぎ込まれた精液が、開いた膣口から白濁の塊となって溢れ、彼女の太腿と長机の縁を伝って垂れた。ひよりはへたり込んだ。胸のかき乱れたカットソー、膝まで下がった下着、内腿に絡まる精液。部室には二人の荒い呼吸だけが残る。非常口の緑色の灯りが、精液と汗で光るひよりの太腿を照らしていた。

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