停電した瞬間、廊下の非常灯だけが緑色に滲んでいた。椎名亮は玄関ドアを開け、階段へ向かう途中で日向あかりとすれ違った。彼女は肩までの栗色の髪を乱したまま、薄い部屋着の上にカーディガンも羽織らず、素足にサンダルを引っかけていた。
「あ、椎名さん。停電ですね」
あかりが一歩近づいて、サンダルの先で床をとんとんと叩く。亮はパーカーのポケットに手を突っ込んだまま、彼女の足元を見た。暗がりでもわかる。カーディガンの前が開いて、下に着たタンクトップの胸元が浮き出ていた。乳首の形が布越しに尖っている。亮は視線を戻して階段を指さした。
「下まで降りる」
「私も。懐中電灯、ないんですよ。スマホの明かり、電池ケチりたくて」
あかりはそう言いながら亮の腕に軽く触れた。指先がパーカーの袖口を掴む。亮は振りほどかずに歩き出す。ふたりのサンダルとスニーカーの音が階段に反響した。三階から二階へ曲がる踊り場で、あかりのサンダルが片方脱げた。
「待って、今拾うから」
彼女がしゃがみ込む拍子に、カーディガンの襟が大きくはだけ、タンクトップの奥で揺れる乳房が暗闇に白く浮かんだ。亮は手すりに背を預けて、その姿を上から見下ろした。あかりはサンダルを履き直し、顔を上げる。亮の股間のあたりに視線が止まり、それから慌てて立ち上がった。
「ごめん、見えちゃった?」
亮は答えずに、彼女の手首を掴んで壁際へ押しつけた。冷たいコンクリートに背中が当たり、あかりの息が短く漏れる。亮の左手は手首を頭上で固定し、右手はカーディガン越しに乳房を鷲掴みにした。指が沈む。柔らかい脂肪が指の隙間から溢れ、タンクトップの上から乳首の硬さがはっきり伝わってくる。
「ちょ、椎名さん、ここ階段」
「声、出すな」
亮は耳元で低く言い、そのまま手をタンクトップの中に差し入れた。素肌に直に触れる。汗ばんだ肌の湿り気が掌に吸いつく。乳首を親指と人差し指で摘まんで捻ると、あかりの背中がびくんと跳ねた。腰が浮き、太ももが互いに擦れる。亮は片膝を彼女の股間に押し込み、太ももを左右に割り開いた。部屋着の短パンの中心に、触れずとも湿った熱が滲んでいるのがわかる。
「濡れてる」
「ち、違う、汗だから」
亮は手首から手を離し、短パンのウエストに両手をかけた。一気に膝まで下ろす。下着は穿いていなかった。陰毛が暗闇の中でしっとりと光り、割れ目の上端から透明な液が一筋、太ももの内側へ垂れている。あかりは両手で顔を覆ったが、腰は引かなかった。亮はその場に膝をつき、彼女の片足を持ち上げてサンダルごと自分の肩に乗せた。
顔を近づけると、汗と女の匂いが鼻の奥を刺した。亮は舌を出し、割れ目を下から上へ舐め上げた。ぬるい粘液が舌に絡む。あかりが手すりを掴み、腰ががくがくと揺れる。亮は舌先でクリトリスを押し潰し、唇で吸い上げた。彼女の太ももが亮の頭を挟み、サンダルの底が背中に当たってかすかな音を立てる。
「や、それ、だめ、立ってられな……」
あかりの膝が折れかけた。亮は舌を動かしたまま、彼女の腰を両手で支える。彼女は両手で亮の髪を掴み、腰を前後に揺すり始めた。自分からクリトリスを舌に擦りつける。亮は顔を離さず、鼻先を陰毛に埋めて舌を膣口に差し込んだ。中は熱くて狭く、舌が奥へ吸い込まれるように締めつける。あかりの足が肩からずり落ち、サンダルが階段に落ちた。
亮は立ち上がり、パーカーのジッパーを下ろして脱ぎ捨てた。スウェットと下着を一緒に膝まで下げると、硬くなったペニスが腹に叩きつくように跳ねた。先端から我慢汁が滲み、暗がりでもてらてら光って見える。あかりは壁にもたれたまま、潤んだ目でその陰茎をじっと見ていた。涎を飲む音が聞こえる。
